TRIARTインスタレーション 保多織 (2012)

TRIARTインスタレーションの制作の様子。
大きな織物は、高松に由来する保多織という素材を利用してます。

保多織(ぼたおり)はいつまでも丈夫なことから「多年を保つ」という意味で命名されました。1689(元禄2)年高松藩主・松平頼重公が産業開発と幕府への貢献のため、命を受けた京都出身の織物師・北川伊兵衛常吉によって創られた一種独特の絹織物に始まります。高松藩の保護を受け、幕府への献上品として使われたことから、江戸時代は上級武士にしか着用が許されませんでした。独特の技法は北川家が六代にわたり、一子相伝の秘法として受け継がれました。(ホームページより引用)

今回、この立体的な織り技法に着目して、高松の海や街といったトライアスロンの舞台をイメージした一つの織物をデザイン。岩部保多織本舗さんに、特注で制作してもらいました。